色彩の下

uchiuminfo.exblog.jp
ブログトップ

2006年 10月 29日 ( 1 )


2006年 10月 29日

自己模倣

僕は基本的に丸い形の筆跡で絵画を制作している。
もう八年程(?)この制作なのだが、それは自己模倣か?
とても、線引きが難しいのだが、僕は当然自己模倣では無いと理解している。

自己模倣とは、「過去の自分(作品)を真似る事」と言うのが定義だと思われる。
しかし、僕は例え同じ動きをしていても「自分の前作よりも最善の」、もしくは「前作を補う」と言う意識で制作していると思う。
なまじ行為が「作品」や「筆跡」として残る事が見え方を混乱させるが、例えば野球のピッチャーが行う「投球」は自己模倣だろうか?
球を投げるだけとは言え、それは1球1球常に新鮮な試みではないだろうか?
過去の投球を目指しているのでは無く、積み立てた、もしくは与えられた現状に則して解答を出すべく、はた目には(少なくとも絵画の差異よりは)同じ行為である「投球」を繰り返しているのではないだろうか?
どちらかと言うと、制作を繰り返す事自体はそれに似ていると思う。
前作と次作との間でその作家(作品)がおかれた状況の変化を加味すると、同じ様に見える制作も差異が見えるかもしれない。

もちろん、繰り返す事で「予測する」や「全体を把握する」等の経験則等は増えてゆくけれど。

by uchiumiinfo | 2006-10-29 23:59