絵画(美術)というもの自体、割りと適当な物のような気がする。恣意性。
例えば、子供に不意に質問をすると、その子が知らない事であったらその場で考えて答えてしまう事がある。
その適当な答えの様に絵画は明らかに物質として存在してしまうので、ある意味適当でも十分画面に絵の具は残ってしまう。(「適当に画面に絵の具を乗せるという事」自体にもイロイロハードルはあるのだが、それは置いておく。)
その時、答えが無くとも、結論としての筆跡を置いてしまえるのであれば、その筆跡自体は適当とも言える。
ただ、その筆跡によって自身を問うたり、またそれについて問われたりするので、どこかで答えに相当するものが必要になるのであろう。
全てを理解して振舞えている人もそうそういない。
という事は、なんにしても実感無く判断されている物事は沢山ある。
この事ををどんどん考えてゆくと・・・怖くて道路を走れなくなる。