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色彩の下

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2007年 07月 21日

展示壁の設定

ギャラリエアンドウは見取り図で見ると二つの角が90度の台形型になっており、一壁がナナメという特殊な形をしている。(将棋の駒を縦二分割した感じ。)
今回そのナナメの壁に展示したのだが、この壁を選ぶ理由は単に正面壁をそこに設定したというのが主な理由だ。
アンドウは一見入り口から正面に見える壁が正面壁に見えるが、空間に入ってしまうとナナメの長辺が正面壁なんじゃないかと思う。
入り口からの正面壁で絵画の空間を作ってしまうと、一歩ギャラリーに入ったとたんバランスが大変わりする。
「振り返る」とか、「見上げる」と言う様な意識的に行う動きよりかなり軽度な動作で空間が変化するのは怖いし避けたい。
それでナナメの壁を正面にした。(あと、正面壁を入り口からの物に設定すると裏壁があからさまな裏壁(死に壁)になりそう。)
正面に設定したとは言っても、現実にはナナメだし、正面に対峙した感が薄れるかとおもい、タイトルは『彼岸の色彩』とした。
一点のみで空間を造る予定で、反対壁は展示する可能性を保持したまま搬入したが、予想より作品が強かったために、対峙する壁に作品を置いて背中側の壁の位置を明白にして、正面作品の位置を抑えた。

by uchiumiinfo | 2007-07-21 23:59


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