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色彩の下

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2011年 03月 14日

3日目のメモ

朝から停電の情報が曖昧だったり、発電所も3つめが爆発しそうだったり。
ニュースでは電車が大混乱だし、最寄り駅には電車が来ていないので昨日の書類は最悪手持ちで届けようと思っていたのだが宅急便を選択して正解だった。

良く晴れていて花粉がすごい。
確定申告会場はガラガラだった。
役場は電気を消して真っ暗だった。
乾電池が無かったのでスーパーを覗いたら薄暗い中大混雑で電池は無かった。

毎日意固地に制作。
3日目のメモ_f0082794_572750.jpg

14日に書いたメモ

大きな出来事があると、制作するって何なのだろうかと思う。
圧倒的な物の前では美術は無力で、さらにそれをする気力も削がれてしまう。
それでも、制作するしか無いので強い気持ちで制作をする。

絵を描く事なんて、悲惨な状況のなか自分が社会に対して後ろ向きになっているのではないかと感じる。
色々な現実に眼をつむっているだけではないかと。

しかし過去には戦争中にもかかわらす制作をしていた多くの作家がいた。
そんな作家は、特殊なのかと思っていたけれど、皆悩みながら、それでも制作を選択していたのではないだろうか?
良い悪いではなくそういう事だよ。
そういう事が制作なんだよ。

美術は無力で、何も出来ない。
そんな事に幻滅はしない。
元々分っている事だから。

美術が無意味だったらそれで良い。
それを造る僕の人生も無意味という事でそれでよし。
腹をくくって無意味でいよう。

僕は積極的に無力である事を選んだのです。
ハエも殺せない物をひたすら造るのが美術だ。

by uchiumiinfo | 2011-03-14 23:59


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