土地の生態の分析調査をするような研究機関があり、その研究所から虫のプロ(虫のプロとは虫でお金にするのではなく、趣味を大きく越えた、昆虫愛好家)に昆虫同定の依頼がくるらしい。
ある区画の生物をすべて採取して、そのなかの蚊やハエを主としたすべての動物の種類と数を特定する仕事だ。
昆虫の同定はとても難しく、高度な知識と経験が要される。
その研究所の研究員では時間的にも能力的にも、同定も確認も不可能な作業だ。
研究にはデータが必要で、同定する能力が無くともデータがあれば進行する。
虫屋はそのデータ自体は特に必要なく、自分の能力をただ仕事に生かすだけだ。
美術だってデータを推し量ったりしながら進む人とそれに頓着せずに能力だけを発揮する人がいて良いのだと思います。
双方きちんと発揮出来ればですが。
扇風機が割れた。