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色彩の下

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2009年 12月 20日

BCK

笑い飯の美意識。
笑い飯は8回目のM-1出場にして2位。チャンピオンにはならなかった。
8年間も笑いという不安定な場所で決勝まで残る時点で怪物だけど。
前半で審査員絶賛のネタをやり、後半はチンポジネタで評価されなかった。
この事で笑い飯の美意識の高さを強く感じた。
笑い飯は常に俯瞰するような目線でフザケているような立ち位置のコンビであり、かれらの笑いの美意識からすると、下らないネタ、チンポジネタで王座に着く、もしくは王座を逃す必要があった。
自分の面白いと思う場所で笑わせられなかったら、それ以外の方法は全て意味がなくて、ナイフででも脅して「笑え」というのでは美意識から外れてしまう。
結果にいたるプロセスが大切になるのだ。
笑い飯は自分の面白さを全うしたと言えるし、それはM-1という規定からは外れていたというだけだ。
笑い飯の笑いはM-1ではなく、自分たちと笑い飯を面白いと感じる人たちに健全に向けられている。
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・神奈川県民ホールギャラリー:日常/場違い展
木村太陽氏のダンボールの通路を歩くやつは、ギャラリートークがあったので人が多く入れなかった。
1~2人づつしか入れないって問題。
場違いって「場」があるから「違い」が感じるので、「場」にあたる作家が入れば良かったのにと思った。
それが藤堂良門氏にあたるのかな・・?
雨宮氏は毎回映像を新作で出してきてすごい。
ワンダーサイト渋谷や府中市美術館のように広い場所よりも、今回のように狭い部屋の作品の方が、今自分がいる場所で行われていた事の皮膚感覚が近いので、キモチ悪くて良いと思った。
外で久保田氏が車を回していた。
僕が学生のころ、ムサビの芸祭に行った友達がこれを見たって言っていた事を思い出した。
・バンクアート:フェノメノンの箱
バンクアートの中洲みたいな場所にあるほうが無くなっていた。
寒い中歩いたのに。
・横浜美術館:束芋「断面の時代」
作品数が少なかった。
でも映像だからこれくらいが良いかも。
ロビーが薄暗かったのだが、天井を覆う屋根みたいな構造物って前からあったっけ?
タバアネ、タバイモ、イモイモって現代美術基礎用語かな。

by uchiumiinfo | 2009-12-20 23:59


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