色彩の下

uchiuminfo.exblog.jp
ブログトップ
2009年 04月 30日

虎の衣

司馬遼太郎は「革命が成立する条件として3つのタイプの人材が揃うこと」と言う。
思想家、戦略家(革命実行家)、技術者(実務者)の3つのタイプである。
思想家とは革命の初期に現れる、予言者、狂人であり、非業の最期を遂げる。(例)吉田松陰
戦略家(革命家)とは革命の中期に現れる、革命実行家であり革命半ばで死す。(例)高杉晋作、西郷隆盛、坂本龍馬
技術者(実務者)とは革命の最後に現れ、革命を達成し、革命の結実を得る。(例)大久保利通、木戸孝允、井上馨、伊藤博文
f0082794_13333322.jpg

革命なんて大仰だけれど、単に事を起こす、何かをするという事にも少なからず当てはまると思う。
死ぬような「事」を起こすわけではないので場面場面により個人で役割を兼務してゆく事はあり得る。
何かを立案(思想家)した人間が行動(戦略家)を起こして、提示(実務家)する事は日常行われている事だ。
土佐の武市半平太などは戦略家に分類されそうだが、生きていたら実務家として機能していたと思うし、そうありたかったであろう。
実務のみに終始できるという状況も稀な事だし。
またそれらの分類に組みせない多々ある人物に岡田以蔵がある。「人切り以蔵」の名の通り、多くの志士を切った土佐藩の人物だ。
ある夜、武市が謀略をしている間にその話しに出た人物を切って来たという伝説がある。
身分が低い故に学が無い以蔵だが、己を一つの「機能」や「道具」として存在した事に、人はひき付けられるのだと思う。

自身の制作を追行する為に、何かしら必要な性格ってあるような気がする。几帳面とか大胆とか慎重とか。
自分の作品を見極めて、また自分の作品が今どの段階にあるのかを判断して、そのつど必要な意識を纏う、もしくはその意識を獲得するというのも時には必要だと思う。
[PR]

by uchiumiinfo | 2009-04-30 23:59


<< B      スナップ >>