人気ブログランキング | 話題のタグを見る

色彩の下

uchiuminfo.exblog.jp
ブログトップ
2009年 02月 20日

昔絵画教室のアルバイトをしていたことがある。
当時小学生達は何を描きたいかといえばピカチューだった。
描きたいというよりも、ピカチューが世界だったのだと思う。
僕も小学生の頃は毎日キン肉マンが描きたかった。
描きたいというか頭の中がそんなふうに出来ていた。
肉_f0082794_33273.jpg

なんとなく読んだギャラリストの文章に「今の若い子はサブカルの影響を受けて育ったのだから、サブカルから影響を受けた絵画を描くのは仕方が無い」という内容があった。
本当だろうか?
例えば、絵画教室に来る小学生でも、図工のワークショップをした時も、子供たちは何を描くべきか知っていた。知っていたというか、より良い場所へ行く事を分からないままに模索していたと思う。
「美しいものを作りたい」と「自分をだしたい」とか「描きたいものを描く」は別物だ。
ただ無自覚なだけだと思う。
中には自覚的に描いている人もいるだろうけど。

by uchiumiinfo | 2009-02-20 23:59


<< 表層と内容      花粉来る >>