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色彩の下

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2009年 01月 18日

るーるーる

本当にただ描くだけであれば、絵画にルールはいらない。
本当に一人で生きるなら、ルールはいらないのと同じように。
いつ食べようが、何しようが自由だ。ルールはいらないというか少ない。
絵のルールを気にするならやはりコミュニケーションを重視しているのかなと最近考えていたのだが、、、やはり一概にそうとも言えないと思い直した。
誰に見せるでも無いものでも、あるルール上でも成立するようにしたいという感覚はあるとおもう。
というか、そのルール上に無いと美しく感じないと言う側面があるのではないだろうか。(もちろん逸脱したことで美しいというのもあるのだけれど。。)
るーるーる_f0082794_13563889.jpg

相撲を見ていて、「最初から意図したであろう立会いでの引き技」や「土俵際で苦し紛れの引き技」が決まり手となったときに、何ともいえない白けた気持ちになる。(思い切り相手がのけ反るほどに当たった後の引きは、最初の押しに裏付けられているので引いている感覚に乏しいが。)
それは、相撲のルールは「押す事」にあるからだと思う。(ルール上引き技は全く違反ではないのだが、暗黙の認識としてやはり押しだ。)
それが長年周知している感覚としてある中で、引いてしまう力士、引くイメージのある力士は人気が出ない。それはそのルールの中で観客に美しいと認識されないからではないか?
ただ勝つ事に執着すれば引く事に特化することも出来るだろうが、それをする人がいないのはやはりルール内での強さを求めているのだと思う。
そして、結局白星の分量も押しの中に多く含まれている。

by uchiumiinfo | 2009-01-18 23:59


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