色彩の下

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2010年 09月 30日

いなり

雨。

・スカイザバスハウス:名和晃平「Synthesis」
来年現代美術館だそうだ。うーんすごい。
・渋谷ユーロスペース:ようこそ、アムステルダム国立美術館へ
・小山登美夫ギャラリー:ポートレイト2
こういう企画が日本のギャラリーであるとなんかすごい。
・タカイシイ:スターリング・ルビー 「New Works」
・シュウゴアーツ:小林正人 「LOVE もっとひどい絵を  美しい絵 愛を口にする以上」
・KIDOプレス:樋口佳絵 展
・ヒトミヨシイ:TEAM ROUNDABOUT キュレーション 「"超都市"からの建築家たち」 展
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小林正人氏が自身の展覧会タイトルにて「ひどい絵」という言葉を使用している。
ひどい絵にしたいという気持ちは僕なりにちくちくと分かる気がする所がある。ひどい絵にしたいというか、ひどさを扱いたいというか。。
上手く言えないが、自分が良いと思うものだけで良い物が出来ないのだ。
自分があまりやらない、好きじゃない、ひどいと思うタッチや絵という未知の物を自分の腕で使用することで、何か突破出来ないかと思う事はある。
僕の絵なんてとてもシンプルなのだけれども、ひどさとか違和感とか(人によって言い方が違うが)、何か「ズレ」のような物があり、それを定着させられないと自分の中に何も残らない。
小林氏が使用している「ひどい絵」と僕の得た感覚は全然違う可能性大なので、「分かる気がする所がある」なんて変な言い回しを使用したのだが、なんだかその言葉に反応したので。
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by uchiumiinfo | 2010-09-30 23:59
2010年 09月 29日

1st

聖書の創世記では、初めに神は光を創り、天地を創造した。
しかし、日本の古事記、日本書紀では、初めに天地は混沌としており、その中に大地が現れ、泥の中から葦の芽(生命)が生まれる。それらが性別の無い神々になる。
次に性別のある神々(イザナギ、イザナミ等)が生まれて・・・と続く。
日本の認識では天地(自然)のほうが、神よりも先にある。
よって、神は自然よりも後の存在だ。
西洋=神>自然。日本=神<自然。
こんなに最初から認識が違うのであれば、感覚の差が生まれて当然だ。
ちなみに中国は混沌から盤古というのが現れて、その死体から万物が現れる。
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by uchiumiinfo | 2010-09-29 23:59
2010年 09月 28日

マスキン

マンガの描き方のような本には、「まず好きなマンガを色々まねをしてみなさい。」というような内容がある。
これはとても全うな意見だ。
いきなりオリジナルを出す事は不可能で、それは何故かというと模倣があって初めて自己が認識されるからだ。
「模倣(他者)」と「模倣主(自分)」は他者が先にある。
模倣を通して、自分の考えや描きたい物がこれなのかこれ以外なのかが判別する。
自分だけでは自分を見つめる土地が無いのだ。
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市販されていキャンバスロールが開かないように元々留めていたマスキングテープの糊が後になって出てきた。
買ってすぐに剥がしたけれど、作業内容や経年でそれらは浮かんでくる。
メーカーはキャンバスをマスキングで留めるのやめてくれないかなぁ。
紙で包んだ上にマスキング等の処理に変えてほしい。
制作でマスキングを使用する人も要注意。
見えなくても後で出ます。
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by uchiumiinfo | 2010-09-28 23:59
2010年 09月 27日

ある

美しいものはあるという前提から始めないと。
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消化していない事は、深刻になる。
消化されると面白くする事が出来る。
ラジオで、「消化してから送ってね」という発言を聞いたので。
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by uchiumiinfo | 2010-09-27 23:59
2010年 09月 26日

えーえー

「やりきる」という事を念頭におくと、やりきっていない所が沢山あるかもしれない。
「本気を出す」という事を念頭におくと、本気を出せなかった所が沢山あるかもしれない。
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エレキコミックがキングオブコントで最下位。
でも爪痕はガッツリ残った。
結果美味しかったのだと思う。
3位〜7位が誰だかを覚えている人よりもずっと記憶に残るだろう。
売れ方って爆発すれば良いわけではないので、ステップアップにつながるかもしれない。

お笑い芸人と美術作家って様々な点で成り立ちが似ている。
笑いと美しさ(作家によるけど)という人の感覚を扱う所も似ている。
華々しい賞を獲る事が基準でも目的でもないし、それで単純に長期的な評価に結びつくわけではない。

TVで小林旭が唄っているのをみて、昔は石原裕次郎と人気を2分していたらしいと聞くが今は面影もなく(まだTVに出ている事がすごいのだけれど)、当時は各違いであったであろう中尾彬(小林旭と4つ違い)は重鎮っぽくTVに出まくっている。
なぜこの引き合いに出したのか自分でも解らないし、この2人に何の違いがあるかは分からないが結果は出てしまう。

会場とのハマらなさって怖い。
空気感を外すと全てがシラケてしまう。
エレキコミックのラジオでフリートークを聞くと面白いから、ハマったら売れてもおかしくないんだけれど。。
ラジオは自分の画材の一つなので、無くなると悲しい。

水道橋博士が「敗者に笑いの花束を。」とコメントしていた。
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by uchiumiinfo | 2010-09-26 23:59
2010年 09月 25日

京都芸術センターの展示の際に、床を掃除したり、壁を補修、塗装したりという作業にまる一日費やした。
広い空間なので、かなり無心になって没頭しながら、「なぜこんなに壁を塗るのだろう?」という根本的な事を考えていた。
壁を補修したり掃除したりするなんて、当たり前すぎてもはや最初にやりだした動機すら忘れてしまった。

絵画は絵画のある空間を保有していることが前提の表現である。
ということは、絵画のある空間も現に見えるものとして存在している。
存在している以上、作品をよりよく観られるように操作した方が良い。
というような動機だったはず。
しかし、さらに、なぜ自分の出来る限界まで作業してみるのかと考えていると、僕は鑑賞者の精度をかなり高い物だと設定しており、しいては、鑑賞者を敬う立場で制作しているのだと思う。

自分が妥協したら、それは鑑賞者に対して侮辱する事になるし、自分の矮小さをさらけ出す事にもなる。

鑑賞者は解像度がバリ高い眼で展示空間に現れ、一瞬で作家を凌駕する情報を得て消化してしまう。
そのキレキレの処理能力に対してこちらも少しでも画面も空間も解像度を上げてゆく事がお互いを高めあう事になるのではないかと。
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19日のトークにて、この壁を補修した話と、「絵画はどれだけ長時間かけて制作しても2秒くらいで全て認識されてしまうし、展示空間に入った時点でほとんどの判断は済んでしまっている。2秒を超える事が出来れば、作品に近づく1分、空間を回る数分、じっくり観させる数時間、もしかしたら、その鑑賞者の一生の時間というふうに時間を獲得する」というような話をしたら、そのトークを聴いた方に「それは展示をよく観る人の意見だ」と言われた。

その意見で、ふと要約すると、「もしかしたら、自分の眼を欺くような制作をしてはいけない」と考えているのかな?というふうに考えが1周した。

なんだか、自分自身を「観る個体」として設定し、10年以上展覧会を見続けていた事が、自分の制作とリンクした感覚が味わえて少し報われた気がした。
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by uchiumiinfo | 2010-09-25 23:59
2010年 09月 24日

青葉

横浜美術大学で講義。
バスで7分と記述される距離は徒歩だと30分かかる。
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・ギャラリエアンドウ:藤田 修 展
・西武渋谷 B館5階 MCスペース:佐藤好彦「Re: Re-play」

渋谷でイチローの10年連続200本安打の号外が出ていた。
初めて号外を受け取った。

新宿世界堂でロールと絵の具と筆。

・メゾンエルメス:ピエル・パオロ・パゾリーニ 「テオレマ」
・資生堂ギャラリー:石上純也 「建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?」
・東京画廊 + BTAP:松浦浩之「Super Acrylic Skin - Sweet Addiction」
・ギャラリーなつか:多田由美子 「翻訳―translation」
・ギャラリーなつかb.p:エサシトモコ展

銀座ブックファーストで石上純也展に置いてあった本のうち一冊を買う。
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by uchiumiinfo | 2010-09-24 23:59
2010年 09月 23日

うえあお

気候が急に寒い。
今年はさわやかな秋が無いのだろうか。
作業。
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自己に近い物を肯定する事で、逆説的に自分自身を肯定するロジック。

内情は、作為的でないと見せようとする作為。
その作為に気がついているよという優越感。
気がつかれても構わない、もしくは気づかせてあげているのだよという方法論。

双方が相手を見下したまま沈んでゆくような気がする。
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by uchiumiinfo | 2010-09-23 23:59
2010年 09月 22日

エレ

絵画は人と共生する寄生虫やウィルスみたいなもので、人のいる限りあるし、人と共に消えるよ。
それはサッカーもトランプもお金も政治も同じ。

かといって人がいる限りあるとしても、人と同じでとても不安定なものだ。
不安定な状態で安定をとっているような。。
不安定な土地に家を建てるのは誰でも怖いと思うよ。
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キングオブコントにエレキコミックが残っている。
やついいちろうに陽の目が当たる日は来るのだろうか?
記憶に残る機会になって、もう少しメジャーになってほしい。

岩木山が今場所で引退。脳梗塞とは無念だ。
嘉風と鶴竜を今後もチェック。
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by uchiumiinfo | 2010-09-22 23:59
2010年 09月 21日

絵画って、作品が出来上がる最後の1手まで考え抜いて、そのフィニッシュを見せる。
それまでのメディアだと思っていたけれど、過去の自分が現在の自分を助け、現在の制作が未来の自分を助けるメディアでもあるようだ。
しいては、歴史的に過去の作家の制作で僕は救われたし、僕の作品もいつか誰かにぶつかればそんな素晴らしい事なない。

今の自分が過去の自分に救われているなと感じた感謝と、逆に手を抜いたら足を引っ張る事になる恐怖とを思った。
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まだ、歩くと滝のように汗がでる。
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by uchiumiinfo | 2010-09-21 23:59