色彩の下

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2006年 04月 30日

折り返し

茨城県立近代美術館で山口勝弘展を観る。
常設の木村武山の杉戸絵がとても良かった。
上手。

今日で個展も折り返し。
日曜日だから遠方からいらして下さる方が多く、大変有りがたい。

何をイメージして描いているかという質問があるので回答。
僕自身何か対象があって描いているわけでは無い。
僕は絵の具という物自身が美しいと思っている。
しかし、色は関係性で美しくも鈍くもなる。隣り合う色、濃い色面と薄い色面、油彩面と布面、空間と絵画、色々な関係性の下絵の具が配置され、構図が産まれ絵画になる。
結果できあがった物が緑であれば、森や木々、青であれば海などの水に見えると言われるが、当然僕も完成作品をみてそれらを連想しはする。
それは作品を理解する為の最初の経験からの引用だと考えられる。
大きな面積の緑や青は森や水しか無いのである。
しかし、実際僕は自分が描く目の前の絵の具に魅了されて描いているのである。
絵の具と言う物は大変美しい。
それは、空や雲や森や海や滝や虫や岩や・・・に匹敵するほど美しいと思っている。
美しい絵の具が美しい関係性で画面に乗る事で美しい絵画が出来ないかと考えている。
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by uchiumiinfo | 2006-04-30 23:50
2006年 04月 29日

絵の具の種類

今日は一日会場。

絵の具は何種類使用しているかという質問が何人かからあったので返答。
絵の具はチューブから出たまま混色しない状態が最も彩度が高い。
基本的に混ぜると鈍くなる。
そして、絵の具は各メーカーによってかなり色合いが違う物だ。
同じコバルトブルーでも同じ色が出る事はまず有りえない。
そこで、同じ名称の絵の具を複数メーカー揃えて使用している。
コバルトブルーであればホルベイン、クサカベ、マツダ、ニュートン、マイメリと言った形で。
その中には使用し難い物もあるのだが、その絵の具は大量に使用することは無いし、ポイントとして使う事は出来る。
こんな感じでコバルトブルー、コバルトブルーヒュー、ウルトラマリン、コンポーズブルー、ターコイズブルー、、、、と揃えて行き、しかも何層か重ねる最初の層は赤、茶、黄、緑、をランダムに使用するし、青色の最も暗い色に紫等を使用しているのでかなりの色数になる。

今自分の絵の具箱と絵の具ゴミを確認して、追えるだけ調べてみました。
●ホルベイン/セルリアンブルー・セルリアンブルーヒュー・コバルトブルー・コバルトブルーヒュー・ウルトラマリンブルー・ウルトラマリンブルーディープ・コンポーズブルー・ネイビーブルー・マンガニーズブルーノーバ・バジターブルー・ターコイズブルー・モーブ・コバルトバイオレットヒュー・バイオレットグレイ・テールベルト・サップグリーン・ビリジアン・ビリジアンチント・セピア・マースバイオレット・マースイエロー・ライトレットブライト・バーントシェンナ・ローシェンナ・パーマネントイエロー・イエローオーカーナチュラル・イエローオーカー・ブルーグレイ・チャイニーズレッド・バーミリオンチント●クサカベ/セルリアンブルー・セルリアンブルーヒュー・コバルトブルー・コバルトブルーヒュー・ウルトラマリンブルー・ブルーコンポーゼ・バジターブルー・ターコイズブルー・インディゴ・プルシャンブルー・ウオーターブルー・スカイブルー・モーブ・モーブno.2・コバルトバイオレットヒュー・マースバイオレット・ライトレット・パーマネントイエロー・イエローオーカー・マリンバイオレット・パーマネントグリーン・グレイオブグレイ・モノクロームチントヲーム●マツダ/セルリアンブルー・コバルトブルー・サファイアブルー・ターコイズブルー・ブルーコンポーゼ・グレイオブグレイ・シャインブルー・ネイプルスイエロー●マチソン/コバルトブルー・セルリアンブルー・スカイブルー・バイオレットライト・カドミウムレッドライト・フレンチバーミリオン・グレイオブグレイ●マイメリ/セルリアンブルー・ターコイズブルー・スカイブルー・キングスブルーライト●ウインザー&ニュートン/セルリアンブルー・コバルトバイオレット・ブラウンマダー●ブンポウドウ/ウルトラマリンディープ●ルーブル/バイオレットブルー●ゴーギャン/パーマネントブルー・ウルトラマリンブルー・フタロシアンブルー
おそらくもう少し使用しているハズなのだが、判別不能な物もあるので、上記約80種が現在確認出来る絵の具。
打ち込み疲れた。
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by uchiumiinfo | 2006-04-29 23:50
2006年 04月 28日

準備

今日は次の個展のパネルを作る準備。
布や木材の不足分を購入しにユザワヤへ。
ユザワヤは混んでいない時を見たことが無い。

小さい作品のパネルを作る準備をしておき、アートワークスでお客のいない時間に事務所で内職をしようと思っている。
準備も量があるとなかなかはかどらない。
今現在個展中にもかかわらず、次の個展の準備をするなんてなんだか落ち着かないな~。

コツコツ進めて行きます。
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by uchiumiinfo | 2006-04-28 23:50
2006年 04月 27日

水戸芸術館

水戸芸術館の「ダークサイドからの逃走」展を観た。
スゥ・ドーホーの作品がとても観たかったのだ。

去年(?)に銀座エルメスのギャラリーで催された展覧会がとてもカッコよかったので期待大。
日曜美術館で作品の映像をみてしまい、どんな作品があるか分かってしまっていたので、少し新鮮に観られないかなと思ったが、実際作品をみるととても美しく良い作品だった。

自然光の入る時間に見る事をおススメします。

この展覧会自体とても良い展覧会で、時間を作って観る価値ありだと思う。
5月7日までと僕の展覧会と残り会期が一緒なので合わせて観ていただきたいと思いました。
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by uchiumiinfo | 2006-04-27 23:50
2006年 04月 26日

Mな感覚

今回の展覧会はアートワークスギャラリーのINTRODUCTION PROJECTという企画の第10回目なのだが、この企画は茨城県出身、在住、または拠点としている作家を紹介すると言う意味合いも持っている。
それなので、会場に2年前下北沢MACAギャラリーで制作した「色彩の下」の制作風景をドキュメント作品にした映像(2005年・山崎梨真 作)を流している。
その作業を見て、こんなに自分を追い込む作業をするのは”M”だからですね。と言われたのでそれについて考える。
僕は痛い、苦しい、辛い等の苦痛が大嫌いで、えてして、それらとは反対の道を選んでいる。
しかし、何ヶ月もかけて同じ画面に取り組むのは、一重にその作業の先にしか作品が無いからである。
もっと簡単に作品にたどり着けるのであればそれにこしたことは無いし、誰かに代わって欲しいと思うことさえある(仕上げの2週間は自分で描きたいけれど。そこは面白いから。)。
結果にたどり着く以外でこんな作業を自分に科すことは無いのだから、おそらく制作する作業の方に作品の重点を置いていないのだと考えられる。
作品を見て、「大変だったでしょう。。」と言われると大変だった事はいくらでも言えるのだが、「大変自慢」になってしまうのであまり言わない様にしている。
作品を作る過程で必要だから延々と絵の具を乗せる作業をするけれど、その作業自体が目的では無いというのが結論です。
良い絵が観たいのです。
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by uchiumiinfo | 2006-04-26 23:50
2006年 04月 25日

展覧会初日

個展初日。
アートワークスギャラリーは立地的に平日よりも休日の方が来廊者が多いと言う事なので、初日だけど会場撮影をした。
作品が大きいので平面作品と言えども空間を撮影する様に撮って頂く。
撮影する空間も限られているので、アングルの選択肢もかなり少ないのだが、それでも悩む。
角度や高さを変えて3カット撮影。

今日の天気は荒れていて、撮影開始時には大雨だったのだが2、3カット目には日差しが差していた。
絵画に直射日光が入っているところを撮りたかったので、とても良かった。

僕が在廊していない時は画廊の福島さんに作品の質問があるので、作品について話をした。
「美しい絵画が描きたい云々。」という話をした所、「美しいだけで良いのか・・?」というニュアンスの返事があったので、それに回答すると、美しくない作品を作りこむという事は不可能な事だと思っている。
美しくない作品を作りなさい。という命題があったときに、ササッとチャチャッと描いたような作品を作り「美しくない絵です。」と出すのでは無く、描き込んで制作した場合どうしても「美しい」の方向に向かうしか無いと思う。

と言う事は「美しくない作品」と言うのは文字や概念の中だけにある物で、実際には存在しない物だと考えられる。
美しくない作品に向かうという事がありえ無いのであれば、もうそんな事は考えずに美にだけ向かえば良いと思う。
だから、「美しい絵画が描きたい」なのだ。
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by uchiumiinfo | 2006-04-25 23:50
2006年 04月 24日

取材

今日は午前中から茨城新聞の飯村雅明さんから取材を受けた。
休廊日なのでお客さんも来ず、2時間程作品について話した。
28日発売の茨城新聞に掲載される様です。
こちらは漠然と話しているのに、それが記事になるって不思議。

今日は学生時代の友人宅に宿泊。
舗装されていない山道を通って行く深い山の中の家だったのだが、数年見ないうちに立派な道路が出来て景色が見違えてしまった。
日本中の山に網の目の様に道路が出来てゆくのを想像した。
しかもその網目の進行は思ったよりずっと早いみたい。
夜に飛行機で空港に着くと、東京の空からの景色は照明で埋め尽くされていて人の営みにゾッとずるけれど、あの照明はまだまだ拡がるのね。
実際生活する方には大切な道路なのだけど。
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by uchiumiinfo | 2006-04-24 23:50
2006年 04月 23日

搬入

アートワークスギャラリーの搬入。
茨城県境町の実家から車を借りて水戸へ。
茨城県は縦長だから最南西部の僕の町から水戸は遠い。
2時間半で到着。
アートワークスのスタッフの方々はすごい手際の良さで作業が進むので、僕の出番無し。ウロウロするだけだった。
心配していたパネルの反りも補正出来たし、展示してなかなかナルホドでした。(←?)
水戸芸術館の芸ナイトに少し出席後、高校時代の恩師、野沢邸に宿泊。
小学生の娘さんのテンションがすごかった。
とても疲れて安心した一日。
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by uchiumiinfo | 2006-04-23 23:50
2006年 04月 22日

集荷

この一週間もなかなか大変だった。
昨日は遅くまで梱包作業。
ようやく今日集荷でした。
あんなに時間がかかった作品もトラックに積むのは一瞬。
このあっけ無さが不安を煽る。

搬入は明日。
すごく緊張する。
予報は雨。

口内炎が出来てしまいロレツがうまく回らない。
展示が終了すれば治ると思う。

早く展示が終わった作品が観たいです。
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by uchiumiinfo | 2006-04-22 23:50
2006年 04月 21日

ニュアンス

アートワークスギャラリーの個展が5月4日発売の毎日新聞「まいいばらき」に掲載されます。
その掲載記事の文字校正を頂いたのだが、タイトルが「増殖する色彩」という物だった。
これはすごく微妙な感覚なのだが、僕の作品は「描き方」は増殖する様に描いているのだが(これは筆で書くという絵の描き方そのものに由来している。バネット・ニューマンだって多分はじから塗るでしょ?)、「感覚」は大体これ位の面積で色が乗ると言うのをイメージしているので「増殖する色彩」ではニュアンスが違ってくる。
本文中にも「増殖する色彩」という文字は出るのだが、これは記者の佃豊さんの感覚で増殖するように見えるのだから問題は無い。
しかし、紹介すると言う性質を含んでいる以上、タイトルにそれが来る事にしっくり来なかった。
失礼とは思いながらも佃さんにお電話させていだいた。
理由を話すと「そう言う不具合を正す為に校正を送っているので、問題ない。変更します。」と快い返事を頂く。
短い言語のやり取りではなかなか伝達するのは難しいが、丁寧に説明を聞いてくださって有りがたい。
結果「色彩との対峙」というタイトルに変更。
ドキドキしながら電話をした甲斐があった。
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by uchiumiinfo | 2006-04-21 23:50