食材であれば、努めて日本国産を買おうとする傾向は基本的にあると思う。
それは、昨今の偽装問題等があるとはいえ、国産品に対する信用があるからだ。
それはしいては自国民の性格への信頼があると思う。
「自国の生産者を信用している」という無意識の態度。
中国の富裕階級が日本産食材を買い中国産を買わないのは、自国民に対する信頼の無さを露呈している。
現在もなお海外の評価がある作家の作品は高値を更新し続けている。
経済が安定しても、日本人が自国の美術作品にあまり目を向けなかった理由。
その一つに、自国の美術に対する軽視があったように思う。
自国の美術を、また美術作家を信じられないのだろう。
大丈夫。
今、日本で制作する善意の美術作家は、自身の能力を超えて、勉強も制作もその他美術に関わる沢山の物事を成立させるために身を粉にしているから。