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色彩の下

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2011年 05月 03日

V3

・日本橋三越本店:誕生40周年記念 仮面ライダー展
子供だけではなく大人も多かった。
石ノ森章太郎の原画や原案はとても面白く、漫画も上手いんだなぁと思うのだけれど、自分はやはり実写映像から入っているのでその両方の微妙な違和感は子供の頃から埋められない。
別々の表現だと考えるとしっくりくる。
ライダーは一つ一つのデザインやコンセプトの飛躍がすさまじく、後半になればなるほどやはり置いてゆかれる感覚が大きい。
でも、それらが全て揃った時に出来上がる統一感というか量感はすごい。
商業ベースで練られ、個人のレベルを大きく越えた資金と人員を費やし、さらに40年間何度も世間に洗われてゆきながらいまだに存在している思考体としてのライダーは偉大だ。
・ ラフォーレミュージアム原宿『ヘンリー・ダーガー展』
表参道混み過ぎだ。。
以前原美術館で見たよりも雑多な感じがとても良かった。
グロさや偏りをまとめずに、世界感をバラバラと出ているのがむしろ感覚として拾いやすかった。
この作家は作品を編集する人によって色々な顔を見せるのだろう。
イタい感覚が続いた中に、多くの花に彩られた絵画などもあり、この振り幅はとても面白いと思った。
V3_f0082794_1557264.jpg

多くの人は濃度の高い場所にずっとは居られない。
例えば、スポーツの厳しい訓練とか、研究の激しい知識の中とか。
善意100%とか、身を切るような悪意の中とか。
そこに居続けるのではなく、その都度その場所を獲得することで、何度も濃度を上げるしかない。

by uchiumiinfo | 2011-05-03 23:59


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