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色彩の下

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2010年 04月 28日

胡蝶

僕は普段夢を見ない、もしくは全く覚えていないのだが、初めて出会うタイプの夢を見た。

空は日が落ちたてで明るい群青色の時間に、3人で夕食を食べている。
コップ半分のお酒と洋食が並んでいる。
丸いテーブルの左手に女性、右手に男性
僕は僕のまま。目線も僕の目からの目線。
会話は女性とのみする。
食事が終わって店外に出る。
店の外にはテラス席があり、ビルの中層階の人工庭に面した店らしい。
反射的に自分の、目線が空を見上げる
そこには、大きな飛行機が自分から離れる方向に飛んでいて、向かいのビルの向こうに半分消えて、機体の真ん中から尾翼にかけて見えている。このとき、かなり近くを飛んでいるはずなのに飛行機の音はしない。
ここで初めて男性が話す。
男「今日はあの日だったんだね」
女「あーシマッタ。あの日かぁ。失敗したー。」
口調はサッカーのワールドカップでもあったかのような、大きめなイベントを見逃したような口調。
女は手のひら側に向けた腕時計を見て時間を確認する。
僕は「あの日って何?」
と聞くのだが、そこで劇的な眠気に襲われる。
これはヤバいと思う間もなく、体の力が抜けて前に倒れる。テラスに敷かれた隙間のある板床に頬が触れる。
あまりに突然の激しい眠気に、これは薬でも飲んだみたいだと感じる。
なぜ助けてくれないのかと思い、2人に目線を上げると、2人はこちらを見ているのか話をしていたのか定かではないが、僕に感心がない。
その態度で睡眠薬を飲まされたことを確信するのだが、眠気にあらがう事ができずに眠ってしまう。
その眠ってしまったのと同時に現実にすっと目が覚めた。
そして、いままで経験したことがない爽快な眠気の解消になった。
まるで胡蝶の夢のように眠りの出入りがリンクしたのが初めてだったので、とても驚いた。
眠気の解消はとても爽快だったのだが、その夢自体はとても不安をかき立てるものだった。
胡蝶_f0082794_0254877.jpg


by uchiumiinfo | 2010-04-28 23:59


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