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色彩の下

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2010年 04月 01日

巧術出現

「巧術」搬入2日目+オープニング。

朝7時過ぎに起きるけれど、完全に能が停止している。
脳細胞がバタバタと死んでいる。
筋肉も痛んでる。
ロボットアニメとかにあるダメージを確認する画面で見たら真っ赤なんじゃなかろうか?

8時過ぎにスパイラル到着の催促がくる。最初に組み立てるみたいで、ダッシュで向かう。
ご飯もたべられない・・
作品の組み立てのチェックをして、順次雑用をこなす。
以前展示をお願いした業者さんなので、段取りは分かっていてとてもスムーズ。

僕の作品が大まかに立つと、カンノさん、高田姉妹、佐藤さんと作業を手伝う。
人手が必要な瞬間その場その場に移動する感じ。
作品の展示が少しづつ完成しだすと、会場は盛り上がってくる。

後半は佐藤好彦さんの『Model 432001』を組み立て。
サクサクと外枠まで出来たので、なかなか良いペースだと思ってお昼休憩を取ろうと提案すると、「まだまだこれからなんだよなぁ」とつぶやいていた。
事実その通りで、そこから128個のスピーカーを配線しながら4点ビス止めする気の長い作業が始まった。
巧術なだけあって、めちゃくちゃピッタリに造ってあるうえに、擦って塗装をはがしてもまずいし、指紋がついてもまずいしでかなり気を使った。
最初は洒落で「ツライタイヘン」と文句を言っていたのだが、なんだか後半は「よくこんな物を造ったなぁ」と感動した。
元々僕は佐藤さんの『Model 432001』が最も好きな作品なので、内部を触れて役得だと思った。
18時に照明を開始のところ、17時半にビス止め終了。
結構ギリギリ。。
巧術出現_f0082794_1651463.jpg

↑作業中の『Model 432001』・佐藤さんこの画像問題あったら連絡下さい。※転載不可です。

お昼を食べている時に諏訪さんが僕の作品に対して「日光に耐えられる作品って珍しいのでは?」と言っていた。
確かに、日光の強い光の下では透けてしまう作品ってあるかも。
あとで考えてみよう。

照明を確認してから、喫茶店で芳名作業を少々。
でも、数分おきにガクガクと寝てしまった。
ほうじ茶ラテに砂糖をサーサー入れてやった。

21時という遅いオープニングにもかかわらず、多くの方が会場に集まって下さった。
作家もレントゲンオーナーもとても不安だったのだと思うけれど、とても嬉しかった。
ご高覧頂いた皆様ありがとうございます。
オープニングはこんな感じ→TokyoDrive

レントゲンの作家と大きな箱で展示してみたかたので、今回はとても良い機会だったと思う。
作家の中に共通点を見つけてゆくというよりは、コンセプトに肉付けするように作家を集める方法が、このまま美術館にパッケージとして持ってゆけるほどに成功していると思う。
諏訪さん須田さん中村さん山本さんという多彩な作家もコンセプトを十分に押し上げている。

ワイワイと朝5時まで飲んで、佐藤さんと半カレーラーメンセットを食べて駅改札を通る。
でも、アートフェア東京も行きたかったので、もう一度渋谷に戻った。

by uchiumiinfo | 2010-04-01 23:59


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