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色彩の下

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2009年 01月 14日

サインサイン

今日からアーティスト一日学校訪問の本番。
アーティスト一日学校訪問は東京都現代美術館による教育プログラムの一環で、毎年1アーティストが東京都内の学校を訪問しワークショップを行うというもの。
今年で8年目となる。(過去のアーティスト

アーティストによるワークショップ内容と参加希望の学校とを照らし合わせていくつかの学校を選択し、担当の先生と打ち合わせながら授業を作るというもの。
昨年末までに、選考と打ち合わせは完了し、今月中に5校訪問する予定。今年は小学校ばかりの応募でした。

今日の訪問は東大和市立第一小学校4年生。31名。
まず遠い。
ラッシュ電車の中で授業の打ち合わせノートを確認したり書き込んだり。
朝携帯で検索した路線案内通りに行こうとしたら、電車が遅れて乗り継ぎが上手く行かずに冷や汗が出た。
多少早めに出ていたのでギリギリ待ち合わせの駅前に間に合った。

今はどこの学校も校庭に入る為に手続きがいるみたい。
なんか世知辛い。

生徒のみんなはとても熱心に話を聞くし、楽しそうに筆を動かすので、図工担当の先生との関係の良好さを感じた。
2時間はとても短く、現代美術館スタッフは膨大な作業と乾燥に悪戦苦闘していた。
全体的には心地よく進行する事が出来てとても良かった。
図工室は制作に特化している空間なんだなと改めて思う。
天気が良くて暖かだった。
サインサイン_f0082794_1315970.jpg

駅前で昼食をとり解散。

府中市美術館
・第4回府中ビエンナーレ/トゥルー・カラーズ 色をめぐる冒険
府中市美術館は良い企画をやっているのだが、なかなか足を運べないでいる。
色をテーマとしているが、色が記憶に残る感じでは無かった。
村山留里子さんの作品とか、ノイズの無いカッチリと展示した状態で観たかった。
横内賢太郎さんの作品は展示ケースの中に絵画が掛けられていた。府中市美術館もケースのある壁なんだね。照明に凝っていた。
・公開制作44 袴田京太朗 1000層
袴田氏の近作はビビットな色味が美しいのだが、この公開制作で造られた作品はとても良かった。
色のカタマリという感じが今までよりも強く感じられ、それでもレイヤーの意識が強調される為に重さが少ない。
なんか不思議な感じ。
耳や家族を制作されていた時にはモチーフのフォルムから来る情報量が強かったのだが、メトロン星人みたいな形になることで一気に緩和して色味を楽しめる幅が広がった感じがある。
どこかでまとめて観たい作家。

ダッシュで東府中駅にもどり、登戸へ。稲田堤の乗換えが遠くてビックリした。ここは乗り換えるたびに驚く。案内が不親切。
勘違いしていたのだが、川崎岡本太郎美術館の最寄り駅は向ヶ丘遊園なんだね。向ヶ丘遊園地が閉園になった際になぜだか駅まで無くなったように頭の中で情報が改訂されていた。
徒歩でもすぐの距離なので、そのまま美術館まで小走りする。
生田緑地の中が坂なのでかなり息があがる。そして・・・岡本太郎美術館の前で企画は12日までだと知る。
何で年始早々企画が終了なんだろう?
遠かった分かなりの脱力。TARO賞の作家展見逃し。

銀座駅にたらたら移動。
・第3回シセイドウアートエッグ・宮永愛子展
展示が個人の能力を超えている。コレ造るの大変。
とても良い展示。
照明のコードがすごく薄くて不思議だった。
選択している素材と造形が持っているメッセージがとても強く、さらに現時点で完成されている作家なので今後どうなるのかとても気になる。

・東京画廊 + BTAP
中野北溟展「津軽 / TSUGARU」
・コバヤシ画廊
岩熊力也展
色味が増えていた。

by uchiumiinfo | 2009-01-14 23:59


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